マンションで雄うずらを飼ってはいけない理由

投稿者: | 2017年7月1日

雄うずらの飼育環境にマンションは不向きです。雄牝の生み分けは不可能なので、必然的に孵化はお勧めできない行為となります。いや、絶対に止めてください。飼育しきれなくなり、対処に困るというような結果になり兼ねません。

では、一体なぜ雄うずらの飼育環境がマンションでは不向きなのかですが、全ては『雄叫び』に起因します。生後60日もすると立派な雄叫びを始める訳ですが、この小さい体の何処から出てくるかと思うくらいボリュームの大きい雄叫びは、お世辞にも美しいとは言えません。単独で飼育すると、四六時中雄叫びを上げ続けます。120%確実に苦情が来ることでしょう。

雄叫びを上げる理由は「自己主張」で縄張りを主張しています。通常はその縄張りの中で数羽の牝を従えてハーレムを作るのですが、いくら縄張りを主張しても雌が集まって来ないので延々雄叫びを上げる訳なのです。

うずらは寒さに弱い鳥ですので、雪が降る地域では必然的に室内飼育となる訳で、東北に住居を構える私も例外なく室内での飼育を行なっています。私の環境は鳥獣保護区の山あいにある一件家なので、年中様々な鳥が鳴いている所へうずらの雄叫びが混ざったところで苦情など来る訳が無いのですが、この『雄叫び』には悩まされました。24時間叫んでる訳ですから。

結果としては、牝数3羽と複数飼育でハーレムを作ってやることで殆ど雄叫びをしなくなりました。しかし、ここで違う問題が勃発します。

(画像:雄の交尾の餌食になってハゲ散らかした雌うずら)

うずらの交尾はレイプと言っても過言ではないほど壮絶です。「首根っこ抑えて」とはまさにこの事だと思わされること受け合いです。メスの後頭部の羽毛をガッチリと咥えながら、押さえつけるように交尾を行います。あまりに強く羽毛を咥えるので、その羽は抜け落ち次第にハゲて行きます。ハーレムを作っても好みがあるのか、同じ雌とばかり四六時中交尾を続け、その被害にあった雌は酷いと流血することもあり、次第に雄から逃げ回るようになって行きます。見ていられなくなり、雌1羽を単独飼育にしたところ事件が起こりました。

雄のお気に入りの1羽をハーレムから出した事により、ターゲットが別の雌に移りました。するとなんていう事でしょう! 数日するとターゲットとなった雌が突然豹変したのです。雌は鳴き声が「ピヨピヨ」とヒヨコのような声で可愛いらしく、本来は闘争心など持ち合わせていない筈なのですが、溜まったストレスが爆発したのでしょう、私の就寝する時刻になった頃、ひたすら雄を攻撃し始めたのです。突然の豹変に雄は驚くばかりで、立派な雄叫びは何処へやら、「ピヨピヨ」と情けない声で逃げ回っていました。私は「女性を粗末に扱った当然の報いだ」と大して気にも止めず、そのまま放置して就寝しました。次の朝、目覚めた私は青ざめました。ゲージの中が血の海だったのです。

突かれた傷と、逃げる際に飛び上がり、ゲージの蓋にぶつけた頭と顔面は晴れ上がり、頭蓋骨はむき出しになっていました。慌てて雄を単独飼育に戻したのですが、この雄は後に死んでしまいます。

うずらの飼育の楽しみは、そのミニマムな可愛らしい姿を鑑賞すること。個体差はあるものの、人に慣れてくるとピョンピョンと跳ねて餌をおねだりしたり、膝に乗っかってきたりします。基本的にはインコのように人間には懐きませんし、遊ぶという事もしませんので、スキンシップを楽しむ為にペットを飼育される方にはちょっと物足りないでしょうが、何と言っても卵から育てることが比較的簡単に出来るというのもうずら飼育の楽しみの一つでもあります。「うずらを卵から育ててみたい」という方は多くいると思います。ただ、今回の記事にある体験をした私から言わせていただくと、「マンションで雄うずらの飼育をしてはならない」これは必然的に「卵を孵化させてはならない」という事になります。

実際にうずらを卵から育ててみて難しいと感じたのはハーレムの形成です。何度もカップリングを行い、相性の良いものを2羽で飼育するということが最終的に行き着いた飼育方法です。ただ、卵を何個も孵化させてカップリングを行う、なんていう事は田舎に住んでいる独身のうずらバカが成し得る技であり、都会では不可能です。非常に残念ではありますが、マンションで『うずらを飼おう』と考えた方は雌の成鳥で飼育を楽しんでください。もれなくお肌に良いとされる卵が毎日食べられます。

以上、うずらバカがお贈りしました。

(画像:生後3時間のうずら)

   

マンションで雄うずらを飼ってはいけない理由」への2件のフィードバック

  1. じゃけ

    うちもウズラを卵からかえして飼っているのですが、雄ウズラ、全然慣れないですね。
    あと水とエサの取り方がへったくそなので回りがびしょびしょに笑

    返信
    1. yas 投稿作成者

      雄は難しいですね。水や餌の入れ物は、重みがあって頭が入る程度の穴があるものでないと、中に入るわひっくり返すわで大変です。餌で砂浴びしちゃいますからね(笑)

      返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください